オープン!! 理学類

絶好のオープンキャンパス日和

暑いです。セミの声も相まって体感温度は相当高いです。ここは大阪府立大学 生命環境科学域 理学類のオープンキャンパスが開催されるC1棟(学術交流会館)。建物の外には早くも人だかりができ始めていました。災害レベルの暑さという今年の夏、少しでも涼をとっていただこうと、打ち水でカラカラのアスファルトに給水します。キャンパス内で大々的に動線を装飾しているわけでもないのに(反省項目)次々とC1棟に来れる参加者に、オープン前に感動しちゃいました。

開場前の緊張感

建物内では最後の調整です。

受付の府大生さんとの打ち合わせ、熱中症予防のための水を配る段取り、フォーラムのための機材の調整、そこここでミーティングが行われています。
この日のために用意した、SCIENCE Tシャツを身にまとった人影があっちへいったりこっちへいったり。涼しいはずなのに、熱気で汗がとまりません。

いよいよ開場です、受付の府大生さんたちの表情もキリッと引き締まりました。

参加者たちの波に飲み込まれないように

あっつあっつの参加者が涼を求めて、もとい、理学類をもっと知りたくて受付に押し寄せてきました。

あまりの迫力に受付の府大生さんたちもタジタジ。一人、一人、資料を渡し、学年を聞いていきます。受付が終わると、熱中症対策のペットボトルの水を笑顔で受け取り、みなさん会場に吸い込まれていきます。

開始時間5分前にもなると、会場は満員。追加で椅子を用意し対応します。炎暑の影響で去年よりも少ないとはいえど、会場は超満員になりました。

学類長、ご挨拶

司会の神川先生の進行で高校生のためのサイエンスフォーラムが始まりました。最初は学類長のご挨拶です。満員の会場のおかげで学類長のお話もなめらかです。この度、新たに作成した理学類のロゴ、【SCIENCE EGG】の説明から、開設して間もないSNSへのお誘い、理学類の説明などのお話をされました。

高校生のためのサイエンスフォーラム

学類長のご挨拶の次はメインイベントの高校生のためのサイエンスフォーラムです。
お話頂いたのは

水口 毅先生
(大阪府立大学大学院理学系研究科物理科学専攻非線形物理学グループ)
「べき則の秘密」

居原 秀先生
(大阪府立大学大学院 理学系研究科生物科学専攻 分子生物学講座 )
「生命は、いつ始まったか」

でした。

どこにでも潜む「べき則」

初めて聞く「べき則」。でもものすごく身近なのだそうです。上位の少数が突き抜けて数を稼ぎ、残りの大多数の下位で少数を分けあう自然法則で、例えば世界の総資産を少数の大富豪が持っていて、のこりの資産を約70億人で分け合っている状況なんてピッタリ当てはまりますね。

その「べき則」が日本人の姓名にも当てはまるそうなのです。
姓はなんとなくわかる気がするんですが、名にも「べき則」が当てはまるのは意外でした。
トリッキーなスライドの使い方をするなど飽きのこない講演で会場が沸いていました。

生命は、いつ始まったか・・・

ロマンですね。これまで、様々な説が提唱されている生命の起源について、画像をふんだんに交えご紹介いただきました。ダーウィンやアリストテレスなど聞いたことのある名前がたくさん登場し高校生たちも興味津々。最新の説も数多く出てきており、さらにロマンが深まった気がしました。

午後も参加者の波が・・・

サイエンスフォーラム終了後、お昼休みをはさんで、午後の部が始まりました。
午後の受付もすごい勢いです。

午後からは興味のある課程ごとに別れて、演示や研究室見学を行います。

リアルな府大生と触れ合える!!

理学類には数理科学課程、物理科学課程、分子科学課程、生物科学課程の4つの課程があり、オープンキャンパスでは、それぞれの課程が催す演示などが目白押しです。
それぞれの会場にはSCIENCEのTシャツを身にまとった府大生がアテンドしてくれました。

数理科学課程は【セミナーを覗いてみよう】と銘打ってオイラーの多面体定理と関連する数学の話題を府大生が紹介してくれました。

物理科学課程は演示や実験を府大生3回生が紹介してくれました。

分子科学課程はツアー形式で各研究室を周り、化学ジェニックな実験を体験できました。

生物科学課程は各研究室で趣向を凝らした実験や研究紹介を覗くことができました。

暑い夏には理学がもってこい

約500名ほどの参加者に恵まれた理学類オープンキャンパス、適度に冷えた会場と熱中症対策のペットボトルの水であらたな避暑スポットとして最高でした。もちろんそれだけではありません。感動を解明する学問としての理学の可能性を高校生たちに色濃く印象付けられたのではないでしょうか。感動を解明したいと思ったら、是非とも大阪府立大学 理学類へ。

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