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奥野学長

「ヘテロ・リレーションの進化」

大阪府立大学 学長 奥野武俊

  2008年度に文部科学省の大学院GPプログラムとして採択された「ヘテロ・リレーションによる理学系人材育成」が理学系 研究科で3年にわたって展開されてきました。これは本研究科が、それ以前から取り組んできたものを発展させた教育プログラムで、大阪府立大学がキーワードの一つに掲げている“多様性”を教育研究の場で具現化したものです。海外からの一線級の研究者を多数招聘しヘテロな空間を作ることで、教育研究の活性化を図り、大きな成果を上げてきました。特に、この試みを通じて「サイエンス・コミニュケーション」が新しい大学院科目として、学生にとっての日常的課題になり、充実したプログラムに進化したことをとても喜んでいます。私は、これまで様々な会合でこの取り組み内容や成果を、大阪府立大学の特色あるプログラムとして紹介してまいりました。
  これからの進展にも心から期待しています。大学の国際交流を様々な形で進める必要を感じていますが、多様性の高い環境を実現するために、本プログラムを具体的に支援する体制を整えることが、結果的に大学全体の国際化を進めるためになると思っています。今後も大学としてバックアップしていきますので、関係者の皆様の一層のご支援とご努力をお願いする次第です。