第8回大学院GPフェロー講演会

「ワクチンプラットフォーム技術の開発とその臨床応用について
~ベンチャー企業の視点から~」
株式会社ジェノラックBL 代表取締役社長
大阪府立大学理学系研究科大学院教育改革推進プログラム客員准教授
瀬脇 智満 博士

株式会社ジェノラックBLは、ワクチンプラットフォーム技術の創製とその実用化を目指し、2001年に操業を開始したベンチャー企業です。 現在、韓国から導入した乳酸菌ディスプレイ技術を利用した子宮頚がんの前癌病変(CIN)に対する治療用乳酸菌ワクチンの臨床研究を進めています。 子宮頚がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が発症の原因です。女性のリプロダクティブヘルスのためにCIN治療薬の開発は急務と言われていますが、CINの病状に使用可能な治療薬は存在していません。 今後は、臨床研究でのデータを蓄積し、治験ステージへと開発を進展させていく計画です。 その他、国内大学とタンパク質性医薬品(サブユニットワクチンなど)の研究開発を進めています。
本講演では、ワクチンプラットフォーム技術の臨床応用をもとにした研究開発内容、産学連携への取組みの一端をご紹介するとともに、ベンチャー企業での経験談などもお話します。

日程:平成22年10月13日(水) 15:00~16:30
場所:理学部サイエンスホール

※講演会定員 100名(参加費無料)
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お問い合わせ先
大阪府立大学大学院理学系研究科 A13棟317
大学院GP推進室 072-254-8172(内線 4101)
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