理学系研究科公開セミナー「パズルと立体図形の数理」
日時:2014年11月15日(土) 13:30~16:30
場所:大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス A12棟サイエンスホール
【プログラム】
13:00 開場
13:30 開会の挨拶 多田 俊治(大学院理学系研究科長)
13:30 開会の挨拶 多田 俊治(大学院理学系研究科長)
13:40 講演1『パズルやゲームの情報数理科学』 宇野 裕之(大阪府立大学大学院理学系研究科)
(休憩 14:10―14:30)
(休憩 14:10―14:30)
14:30 講演2『イマジナリーキューブ・パズル』 立木 秀樹 (京都大学大学院人間・環境学研究科)
16:00 デモンストレーション
16:30 閉会
【講演概要】 ※詳細はこちら
講演1『パズルやゲームの情報数理科学』
ルービックキューブや数独,オセロやチェスなどのゲームやパズルは数理的な要素を多く持ち,数学や情報科学の分野で研究対象として扱われている.その目的はさまざまであるが,ゲームの必勝法の発見や,人間と対戦するプログラムの開発などが代表的である.本講演では,はじめに情報数理科学におけるパズルやゲーム研究分野を概観し,その後,おもにアルゴリズム的組合せゲーム理論の立場から,いくつかの具体的な研究成果を紹介する.
講師:宇野 裕之 (うの・ゆうし)
京都大学工学部数理工学科卒業,同工学研究科修士課程修了,同工学研究科博士課程退学. 工学博士(京都大学). 現在大阪府立大学大学院理学系研究科准教授. 主として離散構造とアルゴリズム,組合せ最適化,およびそれらの手法の現実問題への適用に関する研究に従事するとともに,ゲームやパズルに興味をもつ.
講演2『イマジナリーキューブ・パズル』
イマジナリーキューブとは,立方体と同じように,直交する3方向から見て正方形に見える立体のことです.正四面体もイマジナリーキューブなのですが,なぜだか分かりますか? この講演では,イマジナリーキューブの面白さをお伝えします.特に,HとTという2つのイマジナリーキューブは,単にイマジナリーキューブというだけでなく,面白い幾何学的性質を持っています.私は,それらの性質を用いたパズルや立体オブジェをデザインしました.数学的な美しさが,パズルの楽しさやオブジェの美しさとして体感できることを楽しんでください.
講師:立木 秀樹 (ついき・ひでき)
京都大学 総合人間学部/人間・環境学研究科において,数学と情報に関する研究・教育を行っています.研究の主題は実数などの連続(アナログ)なものの上でのデジタルな計算について計算の理論と数学の両面から考えることですが,イマジナリーキューブに出会ってからは,この面白さを人々に伝えるべく,様々な活動をしています.
・参加費無料・事前申込不要.どなたでもご参加いただけます.
・定員100名 (定員を超えた場合,入場を制限することがあります)
・駐車場はありませんので,お車でのご来場はご遠慮ください.