オープンキャンパス2013 自然科学類
高校生のためのサイエンスフォーラム
場所:大阪府立大学中百舌鳥キャンパス 学術交流会館(C1棟)(キャンパスマップ)
1日目 8月3日(土)10:00 〜 11:30
10:00〜10:15 | 学類長挨拶 『藤井 郁雄 先生』 |
10:15〜10:45 |
分子科学への招待小関 史朗 先生
大がかりな実験施設を用いず、市販のパーソナルコンピュータを用いて化学反応をシミュレーションすることにより、化学反応の過程を通して原子の運動や電子のふるまいを詳細に追跡することができます。本講義では、計算機とソフトウエアが理論研究において果たしている重要な役割について簡単に解説します。 |
10:45〜11:00 | 休憩 |
11:00〜11:30 |
身近な光を良く知ろう!河相 武利 先生
昼は太陽の光の恩恵を受けている私たちも、夜は蛍光灯や白熱灯,LED灯の光のもとで生活しています。 蛍光灯や白熱灯,LED照明は、太陽光の代わりに作られた”光を発する器具”です。 また、プラズマテレビやレーザーポインタなども”光を発する器具”です。 このフォーラムでは、光の性質や特徴について説明すると共に、太陽光や”光を発する器具”からの光スペクトルを示し、その中にあるサイエンスを紹介したいと思います。 |
2日目 8月4日(日)10:00 〜 11:30
10:00〜10:15 | 学類長挨拶 『藤井 郁雄 先生』 |
10:15〜10:45 |
老化でがんに対抗する!児玉 靖司 先生
がんはいまや我国の死亡原因の第1位であり、いわば私たちが天から授かった寿命の前に立ちはだかる難敵といえます。がんは年齢を重ねると罹患率が急激に上昇することから、老化と密接に関連した病気と考えられます。最近は、培養容器の中で細胞をがん化させたり、あるいは老化させたりできるようになり、がん化と老化という2つの現象が互いに興味深い関連性で結ばれていることが明らかになってきました。本フォーラムでは、最先端の研究で明らかになった「がん化と老化」の不思議な関わりについて紹介します。 |
10:45〜11:00 | 休憩 |
11:00〜11:30 |
結晶とマテリアルズサイエンス久保田 佳基 先生
来年2014年はユネスコが制定する世界結晶年(Internatinal Year of Crystallography)です。これはラウエやブラッグ親子がX線結晶構造解析に関する業績でノーベル賞を受賞してから100年にあたります。『結晶』という言葉からみなさんは何を連想するでしょうか。雪や塩の結晶を頭に浮かべるでしょうか。 私たちの身の周りにある多くの物質は、原子が規則正しく周期性を持って並んでいる『結晶』からできています。このフォーラムでは、目に見えないナノサイズの原子の配列をX線の波の性質を用いて調べる方法や、調べた原子配列から物質が持つ性質を解明するマテリアルズサイエンスの研究例を紹介します。 |